絵本のような外観に足を止めた昼下がり
函館観光で人気の元町エリアを歩いていると、ひときわ目を引くカラフルな建物があります。
鮮やかなブルーグレーとイエローの外観が印象的な「旧函館区公会堂」です。
お昼時、散歩がてら八幡坂を登り切った先で出会ったその姿は、まるで絵本から飛び出してきたよう。
明治時代に建てられた国の重要文化財で、元町エリアを象徴するランドマークのひとつです。
外観を眺めているだけでも十分に魅力的でしたが、せっかくなので中へ入ってみることにしました。

歴史が息づく、美しく整えられた館内
入館料を支払い、一歩中へ足を踏み入れると、外観の華やかさに負けない気品ある空間が広がっていました。
歴史ある建物でありながら、手入れが行き届いており、古さを感じさせない清潔感があります。
1階には小さなショップがあり、函館らしい雑貨やお土産を眺めるのも楽しい時間。
展示を見学しながら、当時この場所で行われていた華やかな社交の様子に、自然と想像が膨らみました。

2階バルコニーから眺める、昼の函館
公会堂の一番の見どころは、2階へ続く階段を上った先にある大広間です。
シャンデリアが輝く開放的な空間は、思わず足を止めて見入ってしまうほど。

そして、その大広間から続くバルコニーへ出ると、目の前には思わず息をのむ景色が広がっていました。
函館の街並みの向こうに広がる青い海、眼下には元町公園。
海風を感じながら眺める昼間の函館は、「ああ、来てよかったな」と素直に思える、静かで清々しい美しさでした。
夜景とはまったく違う表情を見せてくれるのも、この場所の魅力だと思います。

坂を下りながら、景色の余韻を楽しむ
公会堂を後にしたあとは、すぐ隣の元町公園に立ち寄りながら、ベイエリア方面へ。
坂道を下るにつれて、同じ街並みでも少しずつ見え方が変わっていきます。
滞在時間は決して長くなくても、
「景色を眺めた記憶」がしっかりと心に残る場所でした。
元町を歩く途中、少し足を止めて景色を眺める。
そんな静かな時間を過ごしたい方に、そっとおすすめしたい場所です。
